非接触型の高?高応答型トルク変換器で、10000rpmまで測定可能です。本器のの特長は高剛性ですが、それを確実に発揮するため専用のフレキシブルカップリングが一体化されています。
スリップリングなどの接触部がないため、回転系の長期間計測でも、安心してお使いいただけます。また、専用増幅器内蔵により電圧?電流出力を直接かつ同時に取り出すことができますので、記録器や指示器にダイレクトに接続できるだけでなく、A-D変換器を介してパソコンでデータを集録することも可能です。
さらに、回転速度出力も標準装備なので、トルクと回転速度を同時に計測することができます。（特許登録済）
●ねじり剛性が高く、カップリングを含めた剛性は弊社従来品の約10～20倍、応答性が約3
●スリップリングやベアリングなどの接触部分がないため、メンテナンスが容易で、回転での使用に適している
●回転摩擦による温度上昇がないので、特性が安定している
●電源の供給は回転トランス方式、信号伝送はディジタル信号の光伝送なので、伝送による干渉がなく、かつ信号の伝達ロスが生じにくく、ノイズがに少ない
●ダイアフラム式のフレキシブルカップリングを標準装備
●専用増幅器内蔵で電圧（&plun;10V）、電流（12&plun;8mA）の出力が可能
●回転速度出力付き（オープンコレクタ出力）なので、ディジタル回転計で測定が可能（1パルス/回転）
仕様
型式名 | 定格 | 共振周波数（約） | 回転速度（rpm） | ねじればね定数 | 比（倍） | 軸方向ばね定数N/mm | 慣性モーメント約（kｇ?m2） | 質量（約） | |
本 器 | 従来品※ | ||||||||
TPH-50KMA | &plun;500 | 1.0kHz | 10000 | 6.37×105 | 3.04×104 | 21.0 | 3.1×103 | 0.032 | 10.7kｇ |
TPH-100KMA | &plun;1k | 1.0kHz | 1.67×106 | 8.13×104 | 20.5 | 3.2×103 | 0.070 | 15.9kｇ | |
TPH-200KMA | &plun;2k | 1.4kHz | 3.04×106 | 1.67×105 | 18.2 | ||||
TPH-500KMA | &plun;5k | 1.5kHz | 2.25×106 | 3.53×105 | 6.4 | 2.6×103 | 0.120 | 18.4kｇ | |
TPH-1TMA | &plun;10k | 1.6kHz | 5000 | 7.35×106 | 6.96×105 | 10.6 | 2.1×103 | 0.650 | 40kｇ |
TPH-2TMA | &plun;20k | 1.7kHz | 3000 | 1.47×107 | 1.18×106 | 12.5 | 2.5×103 | 0.810 | 53kｇ |
TPH-4TMA | &plun;40k | 2.3kHz | 2.94×107 |
|
| 2.0×103 | 1.580 | 83kｇ | |
TPH-5TMA | &plun;50k | 2.4kHz | 4.90×107 |
|
| 2.0×103 | 1.700 | 100kｇ | |
※従来品（弊社製）はトルク変換器のみの場合（カップリングを含まない）共振周波数はカップリングを含む
性能
定格容量表参照
非直線性&plun;0.2％RO以内（1TMA以上は&plun;0.5％RO以内）
ヒステリシス&plun;0.2％RO以内（1TMA以上は&plun;0.5％RO以内）
繰り返し性0.1％RO以下（1TMA以上は0.5％RO以下）
定格出力&plun;10Ｖ&plun;0.02Ｖ（負荷10kΩ以上）
（1TMA以上は&plun;10V&plun;0.05V）
&plun;8mA&plun;0.04mA（負荷500Ω以下）
（1TMA以上は&plun;8mA&plun;0.1ｍA）
（－定格容量：4mA～ゼロ：12mA～＋定格容量：20mA）
環境特性：
温度補償範囲－10～60℃（結露しないこと）
点の温度影響&plun;0.03％RO/℃以内
出力の温度影響&plun;0.03％/℃以内
電気的特性
増幅器応答周波数範囲DC～1kHz ＋1、－3dB
ＳＮ比50dBP-P以上（ノイズ60mVP-P以下）
電源AC90～240V
機械的特性：
許容過負荷150％（1TMA以上は120％）出力は約110％で飽和
回転速度表参照
共振周波数表参照
ねじればね定数表参照
軸方向ばね定数表参照
慣性モーメント表参照
質量表参照
電源ケーブル（2m）?専用ボルト?ナット42組（2組の予備を含む）
注）フランジは、お客様各位でご準備ください。
TPH型高剛性トルク変換器の電源と信号の伝達原理
トルク計測の使用例
